遺跡測量・遺跡探査・特殊光撮影・空撮・写真計測・3次元レーザースキャン

HOME > 業務内容 > その他の業務

古地図・古文書・古記録のデジタル化

古地図・古文書・古記録のデジタル化

 古文書、古地図、古記録などの経年によって劣化・変形した資料をデジタル化することで、研究や展示に利用しやすいデータを作成することが可能です。
 デジタル化には簡易写真計測(4点補正)の技術を使用し、資料を撮影した写真からオルソフォト(正射投影図)を作成します。写真計測技術を利用することで、資料に対して最低限の接触で図化作業が可能です。


 資料の形状や保存状態に合わせて最適な撮影方法を提案いたします。
 また、必要に応じて赤外線撮影やフォトルミネッセンス撮影を実施し、その画像からオルソフォトを作成することも出来ます。

実施例 「弘道館全図」(茨城県弘道館事務所所蔵)のデジタル化


弘道館全図 デジタル化
デジタル化した「弘道館全図」(協力:弘道館事務所)

画像は明治32年に書き写された「弘道館全図」(茨城県弘道館事務所所蔵)をデジタル化した図面です。

弘道館全図は長年の展示によって資料に歪みが出ていましたが、写真計測技術を使用して歪みを補正し、オルソフォトを作成しました。その後オルソフォトをCADに読み込んでデジタルトレースをおこない、図面を作成しました。



弘道館全図 デジタル化  弘道館全図 デジタル化
「弘道館全図」デジタルトレース図(協力:弘道館事務所)

 デジタル化した図面は案内図・パンフレットへの掲載や、現況実測図との比較による面積検証などに活用されています。資料をデジタル化することによって原寸大のレプリカ作成が容易になり、研究や展示等への活用の幅が広がります。